〇〇話ちゃんねる

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【馴れ初め】外国人「△△?」 俺「あー…終t……last stop」 外国人「え、マジで!?」 俺「日本語喋れたんかい」→そして感動のプロポーズ!

   

 
嫁「ホントにホントにありがとうございます」

俺「どういたしまして」

△△駅に連れ立って降りた

俺の降りる駅じゃなかったけど降りた

せっかく知り合ってすぐにお別れは残念だなぁと思いながらも

俺「それじゃあ、夜遅いですし気をつけて」

嫁「はい……あの、これどうぞ」

挨拶すると、唐突に渡されたのは一枚の名刺だった

そこには名前の他にメアドと電話番号が書いてある

嫁「また会いましょう!またです!」

嫁「mailしてください、約束!」

俺「は、はい!」

俺が思わずテンションにつられて大きく返事すると、嫁さんはまたニコニコ笑いながら、手を振って改札へ歩いて行った

「約束!約束!」と連呼しながら

これが嫁さんとの初めての出会い

嫁さんの後ろ姿見送って、また電車に乗り込んだ

自分の降りる駅まで乗ってる間、なんだか今の二十分位の出来事がなんだか実際の事じゃなかった様な変な気分だった

でも思わず自分の鞄確かめると、やっぱり貰った名刺は入ってるし、「約束!」の声はまだはっきり耳に残ってる

今日は乗り過ごしてラッキーだったなとか考えながら家に帰った

もちろん家に帰ってからそのまま爆睡

翌朝

目が覚めてから支度している内に段々と昨晩の事を思い出して

「もしかして俺ってば中々貴重な体験をしたんじゃないだろうか」と

結構可愛い人だったし……なんてニヤニヤしてた

名刺の番号に電話……は、いきなり過ぎるか

取り敢えずメール……を朝からするのもなぁ

と結局、その事は夜帰ってから考えようと思って出勤

「もしかしたら奇跡的に同じ電車にまた乗り合わせるかも」

とか調子に乗った妄想はしたけど、勿論そんな事は起きず

その日の夜は乗り過ごすことなくスムーズに家に帰った

だけど、次の日にやる小テストの準備だなんだで忙しくて

「メールは……また明日でいいか、うん」ってなって

その次の日は残業で……

その次はただ単に疲れて寝て……

ズルズルと気が付けば、嫁との邂逅から10日位経ってた

皆さん経験あるか分からないけど、3日過ぎた位から「メールするぞ!」という勢いが段々と萎えてきて

「いや、あれは社交辞令だったんだよ多分」

と無理矢理な理由付けで先延ばし先延ばしにしてしまった

その日は久しぶりの二連休初日で、当時の俺は仕事人間だったから休みといってもやる事が無いし思いつかない

昼から一人で酒盛りでもするかって時に嫁さんの事を思い出した

チャンスだ、今の俺は珍しく超絶暇だからこれは大チャンスだ

急いで携帯を鞄から取り出してメールを送った

『おはようございます。お久しぶりです。まえにでんしゃでお会いした俺です』

漢字が苦手と言っていたので、俺の勝手な基準で平仮名多めに打って送った

まぁ、平日の午前だし、何よりあれからそれなりに日が経ってる

今日の夜にでも返ってくれば万々歳だ……ちょっとドキドキしながら返信を待った

五分くらいでメールが返ってきた

 

 

最初はあまりの速さに、「職場からか」と思って開いたら嫁さんからだった

メールにはただ一言

『お早う御座います。電話番号を送って下さい』

漢字使いこなしてるじゃねぇか

そう内心つっこみながら、携帯の番号を打って返信した

今度は五分も経たない内に電話が来た

俺「もしもし」

嫁『もしもし』

俺「あの……」

嫁『おそいでしょ!』

俺「え、あ……すみません」

まだ電話の相手が嫁さんかの確証もない内から説教された

声を聞いてすぐに分かってはいたけど

嫁『今日はどうした?』

俺「いえ、今日仕事がお休みになったので……」

嫁『やすみ?』

俺「はい」

嫁『おうちにいる?』

俺「はい、家にいます」

嫁『わたしも!じゃあ、じゃあね――』

本当にマシンガンの様にずっと喋っていて俺は殆ど「はい」位しか喋らなかったけどアグレッシブな嫁さんは、あっという間に俺と二人で今日遊ぶ約束をとりつけた

嫁が言うには、取り敢えず一緒にご飯を食べましょうって事で、その後は適当に決めようとこちらから連絡するのが遅れた負い目もあって、俺が嫁の最寄り駅である△△駅まで迎えに行きますと提案した

嫁「わたしのこと覚えてますか?見つかりますか?」

俺「良く覚えていますよ、大丈夫です」

嫁「ふふっ、わたしもです」

お互い妙にテンションが高かった

嫁さんは「ちこくは、はりせんまんです!またです」と大声でいって電話を切った

俺は、家庭の事情もあって高校入った位からバイトと弟妹の世話でアホみたいに忙しかったせいで女とデートどころか、飯を食いに行った事も殆ど無かった

彼女が出来ても忙しくて時間が取れないからすぐに別れてた

そんな訳で、殆ど初対面の女性とあっという間にデートが決まって、誘ってきた嫁にも即決した自分にもびっくりしてたんだ

今思うと、この時点で気づかないうちに意識してたのかもしれない

約束の駅で待っていると、遠くの方からこちらに向かってくる金髪を見つけた

俺がずっと視線をぶつけていたら向こうも気づいたみたいで、途端に陸上選手みたいに綺麗なフォームで爆走してきた

髪がバッサバッサしてたけどおかまいなしで走ってて思わず吹き出しそうになった

 
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