父から継いだ工場が破産寸前。離婚を覚悟し、妻に打ち明けると「印鑑取ってくる」と席を立ち寝室に。そして一つの封筒を突き出された・・・
2019/05/16
その男性は、交際3年、その後結婚してから10年。
子供はいませんでしたが、それでも十分すぎるほどの幸せが夫婦の間にはありました。
裕福ではなかったものの、二人が慎ましく生きるのには不自由しない生活もありました。
幸せだと妻に直接言う機会はあまりなかったけど、いつも心の底から幸せを感じていました。
そんな日々が、あっけないほどに脆く、崩れ去ろうとしています。
父が経営を行う工場で働いていたのですが、2年前に父が急死し、経営を継ぐ事になったのでした。
初めての経営は、とても難しいもの。
スタッフ全員で力を合わせて何とか壁を乗り越えてきましたが、いよいよ経営が立ち行かず、資金繰りが苦しくなってしまったのでした。
破産したら、負債が残り、社員を手放し、取引先もなくなる。
でも銀行も消費者金融も、もうお金は貸してくれません。
「いつも強がっていたのに、突然破産なんて言ったらどう思うのだろう」
「離婚を告げられるかもしれない」
死にたくなるほど苦しい気持ちの中、妻に月末で破産するということを打ち明けます。
しばらく、何も言わなかった妻。
しかし、沈黙を破った一言は、何とも厳しい一言でした。
「印鑑、取ってくる」
そう言って、席を立つ妻。
直感的に、「離婚だ」と気づいてしまった男性。
頷き、うつむいたまま、顔を上げることができませんでした。
妻が、テーブルへ戻ってきました。
顔を上げると妻が持っているのは、一つの封筒。
まるでこういう時の為に用意されていたかの様に。
妻から、「月末までに、いくら必要なの?」と改めて聞かれ、男性は「300万円」と答えます。
「それがないと、どうやっても破産?」と聞かれ、再びうつむき頷くことしかできません。
そうすると、手に持っていた封筒を、目の前に突き出されたのでした。
「離婚だ」
目の前にある現実から逃げ出したくなります。
でも、逃げることなどできません。
目の前の封筒を手に取り、封をあけます。
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