〇〇話ちゃんねる

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電車で、目の覚めるような美少女を見かけた。彼氏『ブスなお前とは別れる』私「OK」→ある日。見知らぬ美女から声をかけられ、衝撃の事実が…

   

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びっくりしたが、電車で見かけたあの可愛子だと聞いて納得した。

あの子が相手なら仕方ない。

私子が敵うどころか同じ土俵に上がる気も起きない。

別れを告げられた瞬間に彼男への未練は嘘のように消えたが、同時に

「彼男に可愛子は無理じゃね?」と思った。

以前の優しい彼男ならともかく、ここ数日の暴言を吐きながら醜く顔を歪ませる彼男じゃどうていあの子はむりだろうと。

思ったと同時にうっかり口にも出してしまってたようだった。

瞳孔が開いた目ってのを初めて見たような気がした。

気が付いたら、私子は彼男に襟首を掴まれてファーストフード店内の壁に叩きつけられていた。

別れ話をファースト店でして正解だったな。

二人っきりの場所でなくて良かったな。

なんとなくそう思いながら、視界が狭まっていったのを覚えてる。

実際は気を失うというほどでもなかったし、失ったとしても1秒もなかったようだ。

店の人が倒れた椅子やテーブルを片づける横で、見知らぬ女性に介抱してもらった。

彼男はいついなくなったのか分からない。

電車で可愛子を見かけてから一週間目の出来事だった。

 

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私子を清算した彼男は、そのまま可愛子に告るのかとおもいきや。

ただ同じ電車に乗り続けただけ。

フリーになったんだから堂々と付き合えるはずと胸張って、可愛子とラブラブになるのを夢見ながら待てど暮らせど夢は叶わない。

ラブラブどころか存在すら認識してもらえない日々が続いたようだ。

その愚痴が知り合いの知り合いを伝って耳に入ってくる。

いったい何をやってんだとは思ったが、関わり合いのないことだったので放置した。

ほどなくして、可愛子ほどじゃないがこれまた綺麗な女の子に呼び止められた。

それが友子。

話があるというので、見知らぬ相手だったが

「美人とお茶って役得?」なノリでついていった。

友子の話は、

「あなたの彼氏のせいで私の友人が迷惑をしています。痴話げんかに巻き込まないでください」だった。

その時の私子は彼男と別れた後も誰とも付き合っていなかったのでフリー。

「いやいや、彼氏なんていませんよ。つか募集中」と言った。

友子は「え?」といった顔をしていたが、しばらく考え込んでて

「そうですか、いろいろ確かめた方がいいかもしれませんね。突然すみませんでした」といって席を去って行ってしまった。

気がつくと私のお茶代も支払われた後だった。

いいのかな~、でも美人にお茶奢ってもらえるなんて何かいいことの前触れ?と思ったりしていた。

 

その日の夜、別れた彼男からいきなりメール。

「お前、友子ちゃんに何告げ口してんだよ!」

本気で意味が分からない。

「友子って誰?告げ口って何?あんたなんかやらかしたの?」と返信。

彼男「友子ちゃんは可愛子ちゃんの友達だよ」

私子「可愛子ちゃんって?」

彼男「可愛子ちゃんっていったら可愛子ちゃんだよ!

俺の天使(←マジで言った)だよ!」

私子「へ~。あのすっごく綺麗な子って可愛子ちゃんって名前なんだ」

ここで私子、初めて電車の彼女とその友人の名前が、可愛子ちゃんと友子ちゃんだと知る。

彼男「なんで今頃名前知ってんだよ」

私子「仕方ないじゃん。一度電車で見かけただけの知らない人なんだから」

彼男「なんで知らないんだよ。あんなに可愛いのに。あの子のことを考えるだけで俺頭がおかしくなりそなくらい好きなのに!」

知らんがなそんなこと、と思った。

もうすっかり未練はなかったが、ファーストフード店でされたことは多少根に持っていた。

だがそんな気持ちもだんだん、何か可哀そうなものを見てるようなそんな気持ちになっていった。

そしてどんどん関わりたくない気持ちにもなっていった。

関わりたくなかったが、一人でこんなの抱え込むのも嫌なんで友人知人に事情を披露して酒の肴・話のネタとして提供して心を軽くした。

意外と大受けで、いつの間にか彼男は飲み会でのひそかな有名人になってしまった。

中には遠まわしに彼男に「なあ、彼男の好きな子ってバリ可愛いんやって?」とか言いだす輩も出た。

彼男はそれをどう脳内変換したのか

「俺と可愛子ちゃんがいつの間にか公認の仲!」となったらしい。

その頃 私子は知らなかったが、私子と別れた直後から彼男は可愛子のストーカーと化していたようだった。

決してアプローチはしない。

基本待ち姿勢。

 

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